1月31日に行われたセミナーのメモ。
2012年に何があったか&これから何が起こるか ビジネス・サービス編
朝日新聞社デジタル事業本部:林智彦氏
- 2012年何があったか(日本)
- 多くの電子書籍ストアがスタート
- 楽天kobo, Amazon Kindleストア開始
- eBookUSER 人気記事リスト
- 端末について、電子書店の使い方、が読まれている
- eBookUSERは8割くらいが業界の人
- 自己出版(セルフ出版)
- 自己出版の作家が7000部とかいったりしてる
- 自己出版を紹介するサイトやサービスが立ち上がっている(キンドる速報出てきた)
- KOBO"騒動"
- 点数ではなくサービスが重要
- 紙の書籍を売る場合とは少し違う?
- dbw(digital book world)の10大ニュース
- 電子書籍の価格問題
- 読者からは安くしろと言われるが、意外とコストがかかっている
- EPUB3についてどう準備すべきか
- 英語圏ではEPUB3は特に必要ない
- アプリ型電子書籍が儲からないことがわかったのでEPUB3でちょっとリッチに作ろうという方向
- 電子書籍専用端末はもう伸びなくなっている
- 子供向け書籍をどうするか
- 電子書籍の価格問題
- 電子書籍の価格問題
- エージェンシー契約 対 ホールセール契約
- BISG の BookStats
- アメリカの電子書籍市場調査
- 現在は伸びが止まって踊り場に差し掛かった状態?
- Digital Book World Conference & EXPO
- 既存の出版社が電子書籍に対応するためのカンファレンス
- 電子書籍専用端末はもうオワコン?
- フリーとどう戦うか
- わりとあたりまえのことを言っていて、あまり面白くないところが面白かった、みたいな
- 電子書籍アプリもオワコン?
- コストが掛かり過ぎる
- 某出版社が2ヶ月間Amazonから電子書籍の新刊を引き上げた
- 紙の出版から遅らせて電子書籍を出す方法
- 紙の売上はほぼ変わらず、電書の売上が半分に。総売上は2割減。
- ディレイ刊行は逆効果。
2013年の電子書籍市場 コンテンツ領域は何が変わる?
ITMedia eBook USER編集長:西尾泰三氏
- 今後期待するストアは?(ITmedia上のアンケート/4700件くらい)
- Kindleストア 46.8%、iBookstore 15.9%, 紀伊国屋9.1%
- 今後期待するもので、今使っているものではない
- Kindleのブランドが強い
- 電子書籍は単純な品揃えで語れない
- 紙の本の電子版と個人出版物が同列に並んでいる
- 柔軟な価格設定の模索
- タイムセール、ポイントバックなど
- 価格コムのような横断検索などの整備が必要
- ジーン・マッパー(電子書籍の成功例)
- 表紙の作り方のうまさ(紙で蛍光グリーンとか難しい)
- 個人出版は儲かるか
- 完売ベースなので難しい
- 個人なのでマーケティングに長けていなかったり
- バッドノウハウがたくさんある
- ファイル制作についての間違ったノウハウも流れている
- 素人がmobiファイル作るのはハードルが高い
- 目に見える状態で並ぶことに意味がある
- 今は紙の本の10分の1くらいの市場規模
- 完売ベースなので難しい
- 出版社の外で進む出版関連の動き
- cakes(ケイクス) クリエイターと読者をつなぐサイト
- ブロマガ - ニコニコチャンネル
- クラウドファンディング
- 株式会社コルク(作家のエージェント会社)
- all aboutのコンテンツがGoogle Playに並んでいたり
- 出版社の役割
- 砂漠の中から宝石を見つける
- プロモーション、マーケティングのベストプラクティスは見つけられていない
- プロジェクト・アマテラス
- 裏サンデー
- 現状マネタイズはできていない
- HTML5ベースのサイトと課金システム
- フィナンシャル・タイムズとか
- どう売るかのベストプラクティスはまだ見つけられていない
EPUBのナビゲーションを理解しよう
イースト株式会社:高瀬拓史氏
- 2012→2013 どう作るかからどう売るかへ
- ちゃんとしたEPUBを効率良く作る。
- EPUB3のナビゲーション
- toc 目次(必須)
- landmarks ランドマーク(任意)
- page-list ページリスト(任意)
- すべてナビゲーション文書(nav.html)に書く
- 目次は2種類
- 視覚的な目次
- 論理的な目次
- KF8はEPUB2なので、.ncxが必要。両方用意する
- EPUB3では
- ナビゲーション文書の存在は必須
- それを視覚的な目次として表示するかは任意
- 詳細すぎる目次項目はhidden属性で消す
- iOSのKindleアプリでは論理的な目次を表示してくれない
- 目次ページへのリンクがあるだけ
- できるだけ目次ページを入れたほうがいい
- Kindleアプリがイケてない
- ランドマーク(landmarks)
- optional
- 表紙・目次・本文など決まった要素を定義する
- 音声リーダーなどで本文に直接移動できたり
- アクセシビリティ、スキッパビリティ
- ibooks/iBookstoreでは
- 最初に開くページの指定
- サンプルで表示する内容の判別 に使われる らしい っぽい
- epub:typeの値
- EPUB 3 Structural Semantics Vocabulary
- EPUB2ではパッケージ文書にguide要素で書いていた
- EPUB3ではナビゲーション文書に書く(パッケージ文書に書くのは非推奨)
- でもKF8ではパッケージ文書に書かなければならない!
- つまり両方に書く
- landmarks はhiddenで書けばいい
- kindleでは直接表紙画像を表示する
- referenceで表紙を指定して表紙画像が二回出てくることを防ぐ
- ページリスト
- 紙の本と同じページ番号を付けられる
- 電子書籍onlyであれば不要
- KF8のナビゲーション
- Kindle Previewer>表示>本に関する情報 から確認できる
ディスカッション
- 出版社の要望としては既存の本の情報をなるべく自動的に変換したい。
- 表紙ページが2枚続くとか普通に売られてる
- iBooks3.0で固定レイアウトのdisplay-optionは必要なくなった。
- ワンソースマルチユースはできなくはないが。。。難しい
- 藤井大洋さんはストアごとに作り分けている
- iBooksのほうがEPUBベースなので制作は楽だと思うがコンテンツの内容の審査が厳しい
- 英単語の綴りが間違っててリジェクトとか
- 現状ではワンソース・マルチユースでEPUBはマルチ側。ソースは別に持つ。
- ベストプラクティスがまだ全然できていない
- HTMLのtitleタグは普通出てこないが、本の柱に使っているRSもある。
- 自動化が課題。
- 電子書籍販売のプラットフォームが多数ある状態
- これはいいことなのかどうなのか
- ディスカバビリティの問題
- どこでどの本を買ったとかの情報が繋がっていない。
- 同じ本を別の書店で買っちゃったとか
- 買えるかと思って契約したけどここにはなかったとか
- 電子書籍を買うのに説明が必要。その壁を超えるのはまだ遠い。
- ケータイでコミックを買うとか、LINEとかモバゲーを使うくらいのレベルまで。
- プロモーションなどをは誰かがやっていかないと
- 藤井大洋さんはプロモーションも自分でやってた
- キーワード広告だしたり
- 出版社の人にネットのプロモーションといってもあまりわからない
- 藤井大洋さんはプロモーションも自分でやってた
- 藤井さんがロールモデルにした海外の作家はいますか?->いない。環境が違いすぎて参考にならない
- アメリカはセルフパブリッシャー同士のコミュニティが発達している
- 優れた作品をどうやって見つけるか->それもこのライター同士のコミュニティ。割と仲間内の口コミ。
- 日本ではまだそういうのはないかな
- ネット上で注目されるには書影。あとキーワード。結局SEO
- 紙から来てる人はこれができない。ウェブ的なマーケティングが必要。
- ジーン・マッパーというタイトルもそういうソフトが有る。計算づく。
- 校正者と校閲者は専門で必要
- 電書の直しは難しい